肉と言えば?
我々日本人が肉料理と言われて思い浮かべるのは、牛、豚、鶏。
地域によってはヒツジ肉と馬肉も一般的なところがありますね。
台湾でも肉と言えば牛、豚、鶏、そして羊です。
なんだー、日本と同じか。
その羊、実は私たちが想像するヒツジではないです。
台湾の羊肉はヒツジの肉ではない?
羊と書いて、モコモコの毛を纏った姿を想像するのは、日本人です。
中国、台湾、など漢字を文化として使う国では、羊という漢字と言えばヤギを指すのです。
台湾に旅行に行った人のブログやツイッターで。
「ヒツジの肉おいしかったよ~」
と書いてる人をたまに見ますが、
あ、それヤギですけど?
と心の中でいつも思っています。
モコモコ羊は区別するために綿羊と書きます。
日本でもヤギを食べる地域がありますね。
沖縄にはヤギ汁と言うものもあるらしいです。
やはり、熱い地域ではモコモコ羊を飼うのは大変なんでしょうね。
羊にとっても、あの毛皮を纏って南国で暮らせないでしょう。
台南で地元民に愛されているお店は老曽羊肉
以下文章ではヤギ肉のことですが羊肉と書いていきます。
羊肉は牛、豚、鶏に並ぶ一般的なお肉ですので、街中では沢山の羊肉の看板を見ることができます。
その中で、羊を台南で食べるのであれば、お薦めのお店は老曽羊肉(ラオツェンヤンロウ:Lǎo cēng yángròu)です。
住所:台南市中西區民族路二段131號
営業時間:10時00分~23時00分
台南の中心にあり、中山路の三越の近くです。
台南駅からも近くアクセス便利ですね。
駅とは逆方向から来ました。
駅から来たら本当は左側にあります。
メニューは通路にぶら下がってます。
何を注文しようかな~と見てたら店員さんに声をかけられました、
「内用還是外帶」
食べていく?持って帰る?
食べていきます。内用(ネイヨン)。
カウンターにある注文票をくれました。
メニューの見方と注文の仕方
注文票の食べたいものにチェックを入れましょう。
上から順番に、
炒羊肉は野菜と羊肉を炒めたもの。
羊肉飯盒(ヤンロウファンフー:Yángròu fànhé)ですが、飯盒は日本にもある漢字です。
日本語で「ハンゴウ」です。キャンプとかで使った(最近は使わないでしょう)のハンゴウですね。
羊肉飯盒は米と炒羊肉の箱詰めみたいな感じですかね?
真ん中の湯類、スープ類のことです。
麻油羊肉(マーヨウヤンロウ:Máyóu yángròu)はごま油の羊肉スープ。ごま油の香り
清湯羊肉(チンタンヤンロウ:Qīngtāng yángròu)は透明な羊肉のスープ。あっさりした味。
當歸羊肉は、當歸(ダングイDāngguī)と言う薬膳を使用したスープです。
西打はスーダと言う発音です→ソーダ
啤酒はビールですね。
そんなわけで注文したのは、炒羊肉、清湯羊肉、白飯を注文。
注文票にチェックしたら、カウンターに行きお会計。
195元でした。
羊肉のお味は?
まず最初に来たのはスープのほうです。
清湯羊肉です。
その名の通り、綺麗な透き通ったスープです。
沢山の羊肉が入ってるのがうれしい。細いのは生姜です。
まず、スープなんですが。
あっさり塩で味漬けられていて、そして甘い!
この甘さ、甘味料じゃないですね。
多分羊の肉の脂の甘みだと思います。
凄い美味しい。
カウンターの横にタレ(醤油膏)が置いてあります。
醤油の甘タレみたいなものです。持っていきましょう。
そして、肉をチョンチョンつけながら食べましょう。
肉には一切味をつけられていませんが、噛めば噛むほど羊肉の甘みが出てきます。
タレとの相性もいいです。
そしてもう一つ頼んだ。炒羊肉です。
芥蘭(ジエラン:Jiè lán)と言うお野菜と炒めるのが炒羊肉では普通の食べ方の様です。
この芥蘭、日本ではあまり見ない野菜です。
中華料理によく使うみたいんなんですが、
味は少し苦みがある感じです。
でも羊肉との相性はすごくいいと思います。
ほんのり苦みと羊肉の甘み。
これは白飯が進みます!
美味しい!
ヤギの肉と言われると、日本人にはなじみも無いので、
え?大丈夫?と思われがちですが、
こちらのお店では肉の臭みもあまりなく、美味しい羊肉が食べることができます。
噛めば噛むほど甘みを増す羊肉。
台湾に来たらぜひ食べてみてください。
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