台湾のこちら、台南です。
台南はとても暑いところです
だからと言って甘いものや冷たいものを食べてばかりいると、スタミナ切れをしてしまいます。
しっかり肉肉したものも食べましょう。
モチモチプニプニの肉料理
今回紹介させていただくのは肉圓と言う食べ物です。
そのまま中国語で読むと、「ロウユエン」という発音になりますが、
台湾語では『バーワン』と呼ばれています。
バーワンはサツマイモ粉と米粉を混ぜて作った生地の中に、豚の肉塊を詰めて蒸しあげた料理です。
この生地が蒸されることでモチモチプニプニになるのです。
台北では蒸しではなく揚げて出されるものもあるらしいです。
台湾の小吃の代表格のひとつだと思っています。
一時は、この肉圓は千と千尋の神隠しで、お父さんが豚になる前に食べていた謎のプニプニではないか、という噂もありました。
理由は、九份には肉圓のお店がいくつもあり、名物であると言われているからです。
ただし、この九份も一時は千と千尋の神隠しの舞台と言う噂もありましたが、宮崎駿さんが公式で映画の舞台であることを否定した以上、肉圓が映画に出てきた謎の食べ物の正体である可能性は低いでしょう。
台南でお薦めなお店は福記肉圓
孔子廟からほど近い、福記肉圓と言うお店を紹介させていただきます。
台南人ならだれもが知っているお店です。
孔子廟を出て南下して、最初の信号を右に曲がったところにあります。
住所:台南市中西區府前路一段215號
営業時間:6時00分~18時00分
信号を曲がると有名な莉莉水果店というフルーツ屋さん(かき氷が有名)がありますが、
そこを抜けたところに肉圓のお店があります。
お店の壁には肉圓40元の文字が。
40元(150円くらい)安いっす。
注文は実は店頭ではなく、奥で行います。
知らない観光客は戸惑うかもしれないです。
奥にある大きな蒸籠の中には、プルルンとした肉圓が敷き詰められていました。
もっと近づいて写真撮りたい。
この蒸籠の前にいる人に、「一個ちょーだい」とやればお皿に乗せてくれます。
このお店は肉圓以外にメニューがありません。
あちらでは蒸される前の肉圓を作っていました。
お皿の上に白くてプニプニの物体をもらったら、入り口に戻り、店員さんにタレをかけてもらいます。
お金はこの時に払います。
それと、肉圓だけでなくスープもいただけます。
「清湯自取、大骨勿取」 スープはセルフで骨は採らないでね、と書かれています。
煮込まれたスープがあるので一杯いただきましょう。
こちらが肉圓(バーワン)です。
みるからにモチモチ感が伝わってきますね。
先にスープを一口、
骨の旨みがしっかり出ていてスッキリしてるけど深みがあり美味しい。
では肉圓をいただきましょう。
まわりの生地を切ると中には豚の肉塊がゴロリと入っています。
生地はプニプニでモチモチ。
タレは醤油を煮込んだような味ですが、ニンニクが使われていてパンチがあります。
豚肉に絡んでとても相性がいい味です。
まさに台湾の小吃と言った感じの肉圓。
台湾人に交じって食べて、より台湾らしさを感じていただければと思います。