台南独自の麺料理?
台南では独自に進化したグルメが沢山あります。
この鱔魚意麵(サンユーイーメンShàn yú yì miàn)はそれの代表的なものと言えるでしょう!
私はこれが大が付くほど好物です!
まずはその名前の漢字の意味から説明します。
鱔魚はタウナギのことです。日本ではあまり食べるという話は聞いたことないですね。
意麵は台湾の麺です。縮れ麺であったり、揚げ麺であったり、いろんなものがありますが、台南では揚げ麺を使用していることが多いです。
鱔魚意麵は鍋焼意麺に並んで、台湾の代表的な意麺料理ですね!
鍋焼意麺を紹介した記事はこちら→鍋燒意麵(鍋焼意麺)!台南のローカル麺料理!
鱔魚意麵も同じように揚げ麺を基本的には使用しますが、店や調理法によっては通常の縮れ麺を使用します。
わたしは鱔魚意麵を紹介するとき、餡かけ焼きそばという表現をしていますが、その餡はなんと甘酸っぱいのです!
実際はどんなものなのか、私がよく行く店とともに紹介したいと思います!
八三鱔魚意麺
八三(バーサン:Bāsān)鱔魚意麺は街の中心である赤崁樓の近くにあり歩いて行けます。
遅くまでやってるのがうれしいお店です。
営業時間 11時30分~23時00分
住所 台南市中西區民族路2段136號
お店のメニューは店頭の上に書いてあります。
ちょっと台湾に慣れてない人は注文しにくいですね。
入り口付近に注文票も置いてありますので、それにチェックを入れて渡したほうが注文しやすいかもしれません。
どこで食うんだって聞いてきますんで、内用(ネイヨン)と言いましょう。ここで食うという意味です。
テーブルは外と中がありますから好きな所へ座ってください。暑ければ中へ。外は通路ですが,
通路にイスとテーブルを置いちゃってるのところが台湾っぽくて良いですよ。
こちらが鱔魚意麺です。
この店の麺は普通の縮れ麺です。
お椀に入ってきて、餡たっぷりなのが特徴です。
これがタウナギですねー。
ヘビじゃないですよ!
コリコリしてるのが特徴で、臭みもなく香ばしいです。
餡がたっぷりなのでアツアツです!
味は冒頭でも説明した通り、甘酸っぱいです!
ちょっと甘味が強いかもしれないですね。
甘くて酸っぱい、それはもう台南の暑さで疲れた体を癒すにはもってこいじゃないですか!
このような乾炒(ガンチャオ:Gān chǎo)鱔魚意麺もあります。
餡がかかってないので、あまり暑いのがダメなときはこちらを注文するのもありです。
味は同じく甘酸っぱいです。
お金を払うのは料理が来た時ですが、食べ終わった後でもいいみたいです。
多分決まってません。
不思議なのは鱔魚意麺は80元(300円くらい)ですが、乾炒鱔魚意麺は100元(370円くらい)です。
なぜか乾炒のほうが高いんですよね、この店に限らず鱔魚意麺の価格設定はみんなそうです。
注文時に気を付けていただきたいのが、乾炒鱔魚意麺のほかに乾炒鱔魚というものがあります。注文間違えると麺の無いただの炒め物が来るので、意麺をつけ忘れないように。
城邊真味鱔魚意麺
城邊真味(チェンビエンゼンウェイ:Chéng biān zhēn wèi)鱔魚意麺は街の中心からは少し離れています。大東夜市の方面にあります。
営業時間 11時30分~14時00分 16時30分~0時30分
定休日 月曜日
住所 東區東門路1段235號
このお店は環状通り沿いにありますが、昼時なんかは席が空いてないくらい繁盛しています。
店頭で注文しましょう。
同じく内用(ネイヨン)と言い、ここで食べることを伝えます。
お客さんが多かったのでどこのテーブルにいるか伝えたほうがいいです。
ここにいるよーというアピールをしながら席に着きましょう。
この日も席はほぼ満席だったのですが、カップルと相席になりました。
台湾の小吃店では知らない人と相席は普通です。
レストランとかだと相席になることは普通ありません。
こちらが城邊の鱔魚意麺です。
八三とは異なり平たい皿ですが、こっちのほうが普通ですね。
麺は揚げ麺のほうを使用しています。
先程紹介した店よりも餡が少なくも見えますが、揚げ麺になっていることで絡みやすくなっているんです。
揚げ麺にも関わらず上品な味がします。
とは言え、ベースの味付けは甘酸っぱいんですが。
お金を払うのは料理が来た時です。値段は90元でした。
このお店にも乾炒あります!
鱔魚意麺は台南ならではのローカルグルメです。
台南にお越しの際は是非チャレンジしてみてください!